2009年10月8日(木)18:55

カチンスキ大統領は日曜日にリスボン条約に署名の意向

AFP

ポーランドのレフ・カチンスキ大統領は今週日曜日に、長らく待ち望まれたリスボン条約批准文書への署名を行う意向である。ワル シャワの大統領府は、カチンスキ大統領は「約束を守る」と伝えた。カチンスキ大統領はこれまでたびたび、アイルランドが二度目 の国民投票でリスボン条約批准を承認したならば批准文書に署名すると述べていた。アイルランドは先週末67パーセントの賛成で批 准を承認している。一方、チェコのヴァーツラフ・クラウス大統領はリスボン条約の批准に新たな条件をつけた。

カチンスキ大統領はおそらくヴァチカン訪問から帰国する日曜日の夕方にリスボン条約批准を完了することになろう、とポーランド の大統領府は続けた。

これに対し、チェコではヴァーツラフ・クラウス大統領が憲法裁判所の判断を待つとの理由で依然署名を控えている。ポーランドで もチェコでも上下両院はすでにリスボン条約を批准しているが、大統領の批准文書への署名が必要とされている。

EU議長を務めるスウェーデンのフレデリク・ラインフェルト首相は、クラウス大統領との電話会談を終え、大統領は署名の際に脚注 として条約に二文を書き加え、欧州人権憲章に言及したい考えであると語った。「私の理解した限りでは」クラウス大統領はこの脚 注についてEU首脳会議の決議を望んでいる、とラインフェルト首相は伝えた。ポーランドとイギリスも批准手続きでは欧州人権憲章 を保留している。

私はチェコの大統領にそれは「誤ったメッセージ」であると説明した。リスボン条約の批准プロセスはずっと先に進んでしまってい る、とラインフェルト首相は述べた。クラウス大統領はここ数ヶ月でEU懐疑論者としてのイメージを定着させた。大統領はチェコの EU議長国任期中も大統領府にEU旗を掲げなかった。

リスボン条約は27ヶ国の加盟国を抱えるEUの行動能力を強化し、民主性を高めるものである。発効には全加盟国の批准が必要とな る。

原題:Kaczynski will EU-Reformvertrag am Sonntag unterzeichnen




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